BarBruder

 

昨日、久しぶりに新宿三丁目のBarを開拓(Bar Kasasagi)した際に、同じビルの3階にこれまたちょっと気になるBarがあることを発見し、早速探索してまいりました。

初探索なのですが、店の前には「祝十周年」の祝い花が飾られており、激戦の地新宿三丁目で10年ってすごいな。。と思いながら扉を開けると、そこはカウンター7席+テーブル4席という、Bar Kasasagiとまったく同じ席数の空間が広がっています。

19時前の段階ですでにカウンター席がほぼ満席というGWならではの異常状態でしたが、かろうじて座ることができ、まずはお決まりのジントニックから。

ところが、なんといきなりベースのジンはHAYMANSという変化球。トニックウォーターウィルキンソンで、非常に飲みやすい美味しいジントニックでした。

HAYMANSのジントニックは初めてでしたが、これ、結構いけるかも。BOTANISTに次いで、新しい発見をさせてもらいました。

で。こちらのお店、ウィスキーのボトルラインアップは限定的で(こだわり臭はプンプン感じますが)、どうやらカクテルメインのお店らしい。

ということで、続いてマルガリータをオーダー。サウザシルバーベースのマルガリータはとても美味だったのですが、気になったのは使用したコアントローが54度の製菓用だったこと。

思わず、「54度のコアントロー使うのって何かこだわりがあるんですか?」とマスター(菅野さん)に質問したところ、「いやあ、実はこちらのオレンジの濃縮された香りが好きで、わざわざ煮切ってアルコール度数40度くらいに落として使ってるんです!」とのご回答!

この人、バカだ。。とても良い意味でバカだ。こういう方、大好き!

なるほど、確かにオレンジの香りが通常のコアントロー(アルコール度数40度)よりはるかに強い気がする。。であれば、間違いなく美味いんじゃね?と思って、続けてサイドカーをオーダー。

いや、このオーダー、我ながら自分を褒めてあげたい気分です。レミーマルタンVSOPベースのサイドカーに54度のコアントローで作っていただいたサイドカーは超美味!!これまで、自分の中でのサイドカーNo.1は同じ新宿三丁目Le Parrain だったのですが、こいつはそれに負けてないかも!!

締めに、バック棚の右奥の本の数本のバーボンラインアップからメーカーズマークのカスクストレングスを見つけてロックでオーダー。

全4杯+お通しのナッツで合計7,300円也。最後のカスクストレングスが高かったかも。。

全体にどのカクテルもとても美味しいし、マスターのお酒へのこだわりも半端なさそうで凄くよいお店なのですが、やや常連のお客様のクセが強くてそこだけがちょいとね。。

こういうお店では仕方ないんだと思うんですけどね。

あ。あと、こちら、お客様でシガーを嗜まれる方多いので、シガーが苦手な方にはお薦めできないかもです。

いずれにしても、やはりショットバーのレベルは西新宿界隈よりも新宿三丁目界隈の方が高いみたい。西新宿もっと頑張れ!

BarBruder

東京都新宿区新宿3-7-7 十字屋ビル 3F

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早川亭

 

自宅から約1km弱。徒歩約10分程度のところにある、早川亭を久しぶりに訪問。

以前、東中野に住んでいた頃、オープンしたてのタイミングで探索して以来なので、約3~4年ぶりでしょうか。

店内はカウンター6席+2人テーブル×2席の計10席。

店の奥には大きな焙煎機が鎮座していて、店内を心地よい焙煎香が漂っております。

やっぱりいいっすね自家焙煎珈琲店は。落ち着く!

オーダーしたのは、オリジナルブレンド 400円。

一つ穴のペーパードリップで丁寧に抽出してくれた珈琲は、あっさりめで程よい酸味と苦みのバランスがよい感じ。

個人的な好みとしては、もっとガツンとパンチの効いた珈琲を求めたいところですが、「毎日飲んでも飽きない」品のある味わいで、地元客に人気なのが納得です。

わたしが店に滞在したほんの30分程度の間にも、次から次へと常連さんが来店してきて、やや「アウェー感」を感じつつも、「地域に密着した珈琲店」って印象でとても好感を持てました。

でも、こちらのお店もやはり中煎りメインなんですよねぇ。。

深煎りネルドリップのお店。この近くにないかな。。

 

早川亭

東京都中野区東中野1-15-7 フラット東中野 1F

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BAR KASASAGI

久々に新宿三丁目あたりを徘徊。食べログの「新宿 バー・お酒ランキングTOP20」で4位にランキングしている(2019.05現在)「Bar Kasasagi」を初探索してきました。

割と控えめのサインボードしかなく、本当にここで合ってる?とやや不安になりながら扉を開けると、店内はカウンター7席+奥にテーブル4席の11席のみのこじんまりとした造りで、女性バーテンダーさんがにこやかに出迎えてくれました。

19時頃の早い入店でしたが、すでにお客様は2組。その後も途切れることなく来店者が続き、流石の人気店です。

まずはお決まりのジントニックから。ゴードンベースのジントニックは上品な味わいで美味しゅうございました。

ボトル棚の一角にバーボンボトルが10本ほど見えたので、続いてEvan Williams 12年をロックでオーダー。

すると、女性マスター(川崎さん)から、「ライウイスキーはお嫌いですか?」とのご質問。

正直、好き嫌いを語れるほど飲んだことないのですが、薦められるままに、Ritten House Ryeを同じくロックで。これが、ライウイスキーの印象を覆すバニラ香と蜂蜜っぽい甘さでインパクト大!!もっとライウイスキーってあっさりしたイメージだったのですが、これ、トウモロコシも結構入っているのか?「バーボンです」といって出されても絶対に信じてしまう美味しさ!

こういう出会いがあるからショットバー巡りはやめられません。

さて、次はどうしよう。。と思っていると、マスターより「バーボンは何がお好きなんですか?」と新たなご質問。

ボトル棚には見つからなかったのですが、「自分が一番好きなのはThe Yellow Rose of Texasの15年です。」と素直に回答したところ、にっこり笑ったマスターが裏から持ってきてくれたのは、未開封The Yellow Rose of Texasの青ボトル!「残念ながら15年(赤ボトル)ではないのですが、これ、この前見つけて慌てて1本確保したので、良かったらお飲みになりませんか?」とのこと。

なんと、せっかく購入したものの、棚に飾るのも違うと思っていたらしく、いつか指名でこのボトルをオーダーしてくれるお客さんが来るのを待っていたとのこと。

どこまで本当かわからないですが、未開封ボトルの口開け客となったのは事実!!これまた神のお導きかも!!

久しぶりのThe Yellow Rose of Texas。15年ほどの熟成感はありませんが、やっぱりわたし、このバーボン大好きです!

以上4杯+お通しのナッツ+ドライフルーツ合わせて6.300円也。

ま、新宿三丁目の通常価格ですやね。

というか、口開け客となった以上、責任もってこの青ボトル飲み切るまで通わなきゃね!ライウイスキー好きの川崎マスターの作るマンハッタンも是非飲んでみなきゃですし、近いうちに再訪確定です。

やばい。やっぱりショットバーは西新宿より新宿三丁目の方が好みのお店多いかも!

 

BAR KASASAGI

東京都新宿区新宿3丁目7-7 十字屋ビル B1F

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Highlander inn Tokyo

ゴールデンウィークということで、自宅周辺のバーも探索してみよう。。ということで、中野坂上駅裏にある、Highlander inn Tokyoに初突入してみました。

20時頃の入店でしたが、カウンター、テーブル席合わせて20席+α?の店内はほぼ満席の大繁盛!唯一空いていたカウンター席に滑り込ませていただきました。

ボトルのラインアップを見ると、残念ながらバーボンは2~3種類のみで、ほぼスコッチウィスキーメイン。バーには珍しくちゃんとしたメニューも用意してくれていて、フードメニューも充実しているし、スコッチはエリアごとにしっかりラインアップをそろえてあって、しかもほとんどが1000円前後という良心価格!

まずはお決まりのジントニックから始めた。。のですが、やはりスコッチは手を出せる種類が限られており。。

比較的スモーク香の弱いスペイサイドに絞ってアベラワーベンリアックをそれぞれロックでオーダー。

チキン&チップスのハーフサイズと合わせてフード1品+ドリンク3杯で3,250円也。

なんとお安い!混んでいてほとんで店員さんとお話できなかったのですが、自宅から徒歩5分圏内(オフィスから徒歩10分圏内)ですし、今回は手を出さなかったのですがクラフトビール系の品数も豊富だったので、今度会社の若い子連れて再探索してみます!

 

Highlander inn Tokyo

東京都中野区中央2-1-6 コーポ武蔵屋 B1F

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Counterpart Coffee Gallery

自宅から約1kmちょい。山手通りと方南通がぶつかる清水橋の交差点にある、Counterpart Coffee Galleryを初探索してきました。

メニューは3種類のドリップ珈琲他、エスプレッソメニューも豊富でしたが、やはりここは王道のドリップで、Ethiopia Yiergacheffee Aricha 550円をオーダー。

3階建ての店内は、全部で20席ほどあるそうですが、ちょうど1階のカウンター(2席)が空いていたので、そこで座りながら待っていると、若いマスターが、ブルーボトルコーヒーのようなビーカーにドリップするスタイルで、浅煎りのコーヒーを抽出。取っ手のない湯飲みのようなコーヒーカップでサーブしてくれました。

こちらのお店では、他の豆もすべて浅煎りで、コーヒー豆本来のフルーティーさを大事にしている模様。

生粋の深煎り好きとしてはちょいと残念でしたが、丁寧にドリップしてくれた珈琲はとても美味しゅうございました。

ただ、やはり新鮮さとフルーティーさを売りにするのであれば、ドリップよりもコーヒープレスで油分まで含めてごっそり抽出したほうが美味しいかも。。とも思ったりして。

観光ガイドにでも掲載されているのか、外人さんのお客様も多く、ちょうどわたしが探索したタイミングでも、陽気な2人組の女の子がスマホでライブ中継しながら盛り上がっておりました。

そんなに頻繁にお邪魔することはないかもですが、神田川沿いの散歩ついでに立ち寄るにはちょうど良い距離なので、これからの季節、アイスカフェラテでも目当てにお伺いさせていただきます。

 

Counterpart Coffee Gallery

東京都渋谷区本町3-12-16 

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那覇自家焙煎珈琲店探訪4店

現職企業の社員旅行で先週15年ぶりに沖縄へ!!

元自家焙煎珈琲店主として沖縄の珈琲店事情には興味があり、

時間を見つけて那覇の自家焙煎珈琲店を4店探訪してきました。

▼あぐろ焙煎珈琲店
那覇市久米2−24−12

本日のコーヒー ブラジル 350円
まずは、宿泊していたホテルから徒歩10分程度のところにあった「あぐろ焙煎珈琲店」に突入。
若いマスターがネルドリップで抽出してくれるコーヒーは、なんと!!東京でも数少なくなっている深煎りネルドリップ系のわたしの大好物。本日の日替わり珈琲はブラジルとのことでしたが、コロンビアならともかく、ブラジルでこのコクと甘みを引き出すとは焙煎技術、抽出技術ともにかなりの腕の持ち主だと思います。いや、舌触りのなめらかさ、苦みの奥に感じられる濃厚な甘み、大変美味しゅうございました!沖縄でこんな自分好みの珈琲に出会えるとは思ってもみず。感動です!那覇に行かれるコーヒー好きの方は是非足を運んでみてください。

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▼たそかれ珈琲
那覇市牧志1−14−3

苦めの珈琲 500円
続けて、あぐろ焙煎珈琲店からさらに徒歩10分程度の場所にある「たそかれ珈琲」に突入。
古びたレコードプレイヤーからブルーノートのジャズが流れる店内は店主のこだわり満載。ネルドリップで真剣に淹れてくれる珈琲に期待大でしたが、こちらは思いの外あっさりめ。苦味もスッキリで飲みやすく美味しいのですが、あぐろ焙煎珈琲店のパンチの効いた珈琲の後ではちょっと影が薄い印象です。

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▼MAHOU COFFEE
那覇市壷屋1−6−5

Dブレンド 500円
店内撮影禁止のコメントがあったので珈琲の撮影はなし。
こちらのお店、なんとマスターが、今は無き表参道の名店、大坊珈琲店に大きく影響を受けているようで。。超深煎りの焙煎は勿論のこと、珈琲カップのデザインまで大坊珈琲店を彷彿とさせる雰囲気。が、残念だったのは抽出がペーパードリップだったこと。

必然的にどうしてもあっさり抽出になってしまい、あの濃厚なまったりさは感じられませんでした。でも、大坊珈琲店の精神を受け継ごうとする珈琲店が沖縄にあることにある種の感動を覚えました。すげぇな。

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▼田原屋自家焙煎珈琲店
那覇市田原3−11−2

ブレンドコーヒー 550円
ヒトの良いおばちゃん2名で運営している公園横の珈琲店。 
ブレンドコーヒーはマンデリンとコロンビアのブレンドということで、芳醇な香りとかすかな酸味と苦味がバランスよく感じられ、かなり研究された味の印象です。笑顔の優しそうなおばちゃん焙煎士さん、かなりの達人なのかも。なのですが、ごめんなさい。わたしの好みとはちょっと違うテイストでした。

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NETFLIXの最強人事戦略~自由と責任の文化を築く~

NETFLIXの最強人事戦略~自由と責任の文化を築く

パティ・マッコード (著), 櫻井 祐子 (翻訳) 177ページ

現職のBOSSが「色々考えさせられるいい本」とコメントしていたので、読んでみました。

  • 序章 新しい働き方――自由と責任の文化を育む
  • 第1章 成功に貢献することが最大のモチベーション――従業員を大人として扱う
  • 第2章 従業員一人ひとりが事業を理解する――課題が何であるかをつねに伝える
  • 第3章 人はうそやごまかしを嫌う――徹底的に正直になる
  • 第4章 議論を活発にする――意見を育み、事実に基づいて議論を行う
  • 第5章 未来の理想の会社を今からつくり始める――徹底して未来に目を向ける
  • 第6章 どの仕事にも優秀な人材を配置する――すべての職務に適材を
  • 第7章 会社にもたらす価値をもとに報酬を決める――報酬は主観的判断である
  • 第8章 円満な解雇の方法――必要な人事変更は迅速に

いや。なかなか衝撃的な本でした。

「チームが最高の成果を挙げられるのは、メンバー員が最終目標を理解し、その目標に到達するために思うままに創造性を発揮して問題解決にとりくめるときだ」「チームのやる気を最大に高めるのは、優れたチームメンバーが、つまり、ともに切磋琢磨しながらすばらしい仕事ができるメンバーがそろっていることだ」あたりは馴染み深い表現ですし「経営者の最も重要な仕事は、ともに切磋琢磨しながらすばらしい仕事ができるハイパフォーマーだけをチームにとりそろえることだ」

 という記述にも異論はございません。

 が、それが「マネージャーは成功しているスポーツチームを手本にしよう。スポーツチームはたえず新しい人材をスカウトし、布陣を入れ替えている。マネージャーの仕事はチームを作ることであって、家族を養うことではない」「チームメンバーの中には、会社が目指す未来に好業績を挙げられるような人材に成長しない人もいる。そうしたメンバーの能力開発に投資するのは会社の仕事ではない。製品と市場の開発が会社の仕事である」「業績にとってベストだと思えば、社内の人材を開発・登用しよう。社外から採用した方がよければ、迷わずそうしよう」

 となると、少々「マジで!?」となってきます。

言ってることは間違ってないんですよね。確かに「その通り!!」ではあるのですが、なんかちょっと、そういう組織を「理想の組織」とは呼べない自分がいるんですよね。

でもね、「従業員エンゲージメントにとらわれるのは的外れだ。やる気の高さと業績の高さの間に必ずしも相関性はない」とか「従業員一人ひとりが自分の能力開発に責任をもつのが理想的だ。これができれば、従業員と会社の双方に最適な成長が望める」あたりは「真実かもしれない」と思う部分もあり。

まさに、BOSSが言っていたとおり「色々考えさせられるいい本」。。でした。

こういう視点も踏まえた上で、あらためて自分の考える「理想の組織」ってなんだろう?と考えてみたくなりました。

 

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