GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代
GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代
アダム・グラント (著), 楠木 建 (監修) 251ページ
2014年出版の本なので、何を今更。。なのですが、ずっと気にはなりつつ未読のままだったのでようやく読んでみました。
これまた、たくさんのレビューサイトもあるので、特に追記することもないのですが、要するに、
人間の3つのタイプである
●ギバー(人に惜しみなく与える人)
●テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
●マッチャー(損得のバランスを考える人)
の中で、もっとも成功するのはどのタイプなのか?という疑問に対し、それぞれの特徴と可能性を、数多くの事例をもとに分析している本です。
結論から言うと、
「成功への階段の一番下にいるのも、一番上を占めているのもギバーである」
とのことで、「自分を犠牲にして他人に与え続ける【自己犠牲】のギバー」は成功できないが、「自分を含めた全体の幸せを考える【他者志向性】のギバー」は成功する!ということらしいです。
本書を読み始めた当初は、「ビジネス(というか人生)の基本は【貸し借り】!」と信じて疑わない自分は典型的な「マッチャー」なのだろうと思っていたのですが、どうも実際には「短期的に損得を合わせよう(GIVE&TAKE)とするマッチャー」よりも、「中長期のフワッとした貸し借りを重視する(GIVE&GIVEN)ギバー」の傾向が強いようで。。
実際に、著者のアダム・グラントさんのサイト
http://www.adamgrant.net/selfgivertaker
にある「Give&Take診断(15問の質問に回答するだけ)※英語のみ」を受けてみたところ、「Giver=87%、Matcher=13%」の結果でした。
全体を通じて、それほど目新しいことが書いてある印象ではなかったですが、今のままの自分を維持しつつ、もう少し日ごろから「Give」を意識すれば、もっと素敵な人生が送れるのかも!!と、ちょっと元気をもらえる本でございました。
お薦め度:★★★★