カフェドゥワゾー

カフェドゥワゾー  阿佐ヶ谷

 

Coffee Shop探索の3店舗目に選んだのは、知る人ぞ知る超名店。JR阿佐ヶ谷駅北口徒歩約10分、中杉通り沿いにある「カフェドゥワゾー」。

 

こちらのお店、実は、わたくしが珈琲店を開業する際に「ネルドリップの抽出技術」を盗むために大坊珈琲店と併せて密かに通ったお店です。

 

約10年ぶりくらいの来訪でしたが、店構えも店内の様子もまったく変わっていません。

 

店内はカウンター8席+4人掛けテーブル×2の計16席。ただでさえ決して広くない店内の奥にはガラス張りの焙煎室が強烈な存在感で鎮座しております。

 

何気に飲食店で「変わらない」ってスゴイことなんですよね。普通はお客さまの流行に合わせて店の雰囲気とかメニューとか変えたくなっちゃうものなのですが。。そのあたりの「店主の意志の強さ」も長続きする店の必要条件なのかもしれません。

 

で、こちらのブレンドは焙煎度合いによっていくつかに分かれているのですが、カフェドランブル、ブルーボトルコーヒーと酸味強めのコーヒーが続いていたこともあり、本日は「フレンチロースト(※)ブレンド 550円」をオーダー。

 

※珈琲豆知識

珈琲の焙煎度合い(ロースト)は一般的に8種類に分類され、それぞれ【(浅煎り)ライト→シナモン→ミディアム→ハイ→シティ→フルシティ→フレンチ→イタリアン(深煎り)】という名前がついて、ローストが進むにつれ、酸味が薄れて苦味主体になってきます。

 

極粗挽きにした珈琲を、小さ目のネルでじっくりと時間をかけてドリップする。そう、これこれ!開業までに何度真似したことか!!

 

ゆっくりと時間をかけて丁寧にドリップし、時間をかけることで温度が下がってしまった珈琲を、抽出後に軽く温め直してから、湯切をしたカップに注ぐ。「蒸らし→抽出→サーブ」まで、一連の所作にまったく隙のない「ザ・職人技」は必見!

 

フレンチローストならではの豊かな香りと、口に含んだ途端に広がるまろやかな「甘みと苦み」のハーモニーは絶品です。

 

やっぱりおいしいっすね。本当に。ちなみに、こちらのブレンド、5種類の豆を使っているそうで、マスターの宗さん曰く、「別に多くの豆を混ぜればおいしくなるワケじゃないんですけどね。自分の好みを追求していたらこの配合になりました」とのこと。

 

近いうちに、今度は「フルシティローストブレンド」を飲みに行きたいと思います。

 

中央線沿線にお住まいの珈琲好きの貴方、カフェドワゾーを未探索なんて、人生損してますよ!

 

やっぱり自分は「深煎り派」だと実感しました。大満足!

 

カフェドゥワゾー

東京都杉並区阿佐谷北4-6-28

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