働き方が変わる、会社が変わる、人事ポリシー

働き方が変わる、会社が変わる、人事ポリシー

西尾 太 著 240ページ

 

▼人事の仕事
 ■企業と社員のベクトルを合わせる仕事

▼人事の役割
 ■経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)と、

 社員のベクトルであるキャリアビジョン(仕事上での将来のゴールや目標)や

 キャリアプラン(キャリアビジョンを実現するための計画)

 の方向性を合致させていく役割

▼人事ポリシー
 ■上記役割を人事が果たすために、「企業の経営理念に基づいて、

 働く人をどのように考えるのか?」を明らかにするもの

 

ま、前から頭の中では理解していたこと。。ではあるのですが、
こうやってあらためて明文化されると説得力が違いますね。

 

●どういう方向に育成したいのか?(コア、スペシャリスト、マネージャー、オペレーター)
●どうやって評価するのか?(成果、能力、行動)
●何に対して報酬を支払うか?(未来の貢献に対する投資、過去の貢献に対する清算)
●どのような就業観に立脚して人を考えるのか?
 ・X理論=人は仕事をするのが嫌いであり、統制・命令・処罰による脅しが必要
 ・Y理論=人は仕事をするのが好きであり、娯楽や休息と同じく自然にするもの
●そのためにどのような人を採用するのか?

そこに一貫したポリシーがなければ、組織が発展するはずはない。。

特に、採用において、「候補者のキャリアビジョンと経営理念の合致」を疎かにしちゃうと、後から矯正するのは至難の業ですからね(実感を込めて。。)

 

あらためて採用の重要性が身に染みた。。一冊でした。
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お薦め度:★★★

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